今年度の肛門を主訴に来院された方の総数は1124人で、この方のうち外来的処置や治療が必要であった方は437人(39%)でした。
他の61%の方は坐薬や食事の改善、漢方薬等で改善しています。
437人中ZIONやその他の外来治療(入院なしで終了した方)が117名、残りの320名の方が一泊以上の入院となりました。
この中の23名が他の合併症(心臓や肝硬変等)の為、3日又は4日の入院を必要としています。
肛門疾患でこれ以上の長期入院の方はありませんでした。
これらの方を除いた297名の方(92%)が一泊入院で次の日退院となっています。
(但し、遠方から来られている方で再診が何度もは困難な方の場合、念のため3泊4日としてもらった方が9名おられました。
全体にZIONの使い方や手法が安定して来たことと、痔瘻のシート法によって手術が進歩したため、ますます入院期間が短くてすむようになっているのが最近の特徴です。
2013年3月現在