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自分でできる痔の診断と治療

肛門部は多くの神経と筋肉が複雑に交差し、非常に知覚神経が発達していますので、お話しを聞いただけで大体の診断はつきます。(反対に直腸には知覚神経がありませんので、腸に関する病状は話しを聞いただけではほとんど診断はつきません。) そこで癌の心配のほとんどない40歳以下の方の場合、具合が悪くなったらまず薬店で薬を買って試してみてください。治らないときに病院へ行くというスタイルで間違いありません。

自分でできる痔の診断と治療

自分でできる痔の診断と治療

ここに掲げてあるのは、自分で診断できる表です。痛みが主な場合と、痛みはそれ程でもないが脱出や出血が主な場 合に分けて表をたどれば答えに行きつきます。これを活用して積極的に自分で治してみて下さい。これ以外でかゆみを主訴とする時は、真菌の感染の場合と、治りにくい裂肛の場合とあり、これらは使う薬がまったく異なるので病院をお勧めします。
また、そのほかに多いのは、痔が悪いのではなく筋肉に原因する肛門の痛みがあります。特に座ったりして圧迫すると痛みが強くなります。この症状は特発性肛門痛という病名で原因は肛門筋肉の血流障害で多くの場合左側に起きます。限局性線維筋痛症の一つで、治療には大変有効な薬があります。昔は原因がわからず ブロック注射等をしていた時期もありますが、これは病状が悪化するだけで現在はほとんど実施されていません。このほか、肛門が湿ったり、便がもれたりする のは、ほとんどが腸に原因があると思ってまず間違いありません。

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