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炎症性腸疾患のまとめ(24年1月~12月)

平成24年度炎症性腸疾患のまとめ(24年1月〜12月)

平成24年度、炎症性超疾患の治療を行った方の総数はクローンとUCをあわせて244名でした。(他院で治療中でコンサルティングのみの方17名は除く)
治療の傾向は免疫力が低下し、ヘルペスが出て来た方が11名、サイトメガロの陽性が出て抗原も陽性の為、点滴治療を行った方が5名でて来たことが例年にないことでした。
又、白血球除去療法を行った方が52名と増えて来ておりステロイドの使用よりも、白血球除去を先行させることでステロイドを少なくする事が出来る傾向が出ています。
レミケードも例年通り使用が増えていますが若い方のクローン病に有効例が増えているのが目立ちます。
タクロリムス使用中に悪化したとき白血球除去療法を併用することで再燃を回避出来た例が見られたのも新しい発見でした。
抗生物質の多剤併用療法はそれ程多くはないのですが有効な方にとっては確実で短期間の治療法として、もっとも望ましいものとして定着しつつあります。
イムランやロイケリンの使用が少しづつ増えて来ており、単独で安定する方が出て来ていますので、うまくこの方向へ治療を進めていくことで今後多くの方の日常生活を乱さずにすむ大切な基本治療となりつつあります。
イムラン使用中の増悪も直ちにステロイドとL-CAP又はG-CAPの併用でイムランを中止し、安定化させて再度イムランの導入をはかるという方法で対応しています。
治療法としては

等、治療の選択肢が増えて新しい世界が広がりつつあります。

一方、米国発の食事療法も出て来ており我々のクリニックでも三育食品の食材を中心とした食品による増悪予防につとめています。

三育の食品は肉、魚、乳製品を全く含んでいませんので、これで健康維持が可能かという点について私自身1年間実施してみて、かえって体調が良くなったこと 又データー上も全く問題がなかったことから可能な方なは少しづつお薦めしています。

  • 三育食品 TEL 0438ー62ー2921
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