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肛門痛

痔ではないのに肛門の奥が痛くなる肛門痛について解説しています。

肛門痛

10年程前まで原因が不明と思われていた肛門の奥の痛みの原因はほぼわかり、治療法も出来上がってきました。痛みの原因は

(1)ストレスからくる痛みの閾値の低下
(わずかな反応でもひどく痛みを感じる)
(2)手術等の創のある部分の神経の痛み閾値の低下
(少しの痛みや反応をひどい痛みと感じる)

この(1)(2)ともにSNRI(抗うつ剤の一種)がもっとも有効であると報告されています。(国際治療基準ローマⅢによる)その理由は脊髄神経の痛みの通り路にあたる部分が(1)(2)が原因で広く開いてしまい、小さい痛みを脳へ大きな痛みとして間違った反応を送り込んでいることがわかったのです。この間違って開いた回路を閉じるのに第一選択はSNRIであり、第二選択はカルパマゼピン(抗てんかん薬の一種)とローマⅢに記載されています。もちろん全ての人に同じ薬が有効ではないので人によって少しずつ併用薬や量を加減する必要があります。原因がわかったことによって痛みの治療は大きく進歩しました。又、(1)(2)の痛みには運動や身体を温めることが有効である(開きすぎた回路を閉じる)ことも判明しています。今流行の岩盤浴や汗がでるくらいのウォーキングは特におすすめです。

 

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